チームオレンジとは

2019年度から開始しているチームオレンジは、近隣の認知症サポーターがチームを組み、認知症の人や家族に対する生活面の早期からの支援等を行う取り組み。認知症の人もメンバーとして参加します。認知症サポーターが新たに力をふるう場として期待されています。

チームオレンジの概要

認知症サポーターが正しい理解を得たことを契機に自主的に行ってきた活動をさらに一歩 前進させ、地域で暮らす認知症の人や家族の困りごとの支援ニーズと認知症サポーターを 結びつけるための「チームオレンジ」の取り組みが、2019年度より開始しています。

 

※認知症総合戦略推進事業のメニュー「認知症サポーター活動促進事業」として実施。

 

※『認知症サポーター チームオレンジ運営の手引き』は自治体事務局に2019年4月に配布。 ※2019年夏以降にチームリーダーや市町村担当者等を対象とするチームオレンジに関する説明会を実施(ブ ロック単位規模)。

 

※「認知症施策推進大綱」(令和元年6月18日)では令和7年までに全市町村でのチームオレンジ等の整備が 掲げられており、令和2年度からはチームオレンジ立ち上げや運営支援を担うコーディネーターの市町村配 置、コーディネーターの支援や研修講師を務めるオレンジ・チューターの都道府県における養成が予定され ています。

 ※厚生労働省:認知症施策

★チームオレンジとは

 

認知症サポーターの近隣チームによる認知症の人や家族に対する生活面の早期からの 支援等を行います。認知症の人もメンバーとしてチームに参加することが望まれます。

 

★チームオレンジ立ち上げにあたって

 

・市町村で認知症の人等の身近な困りごとを把握します。

 

・メンバーにはステップアップ研修を実施し、チームオレンジを編成します(メンバーが歩いて 集まれる程度の規模が理想)

 

・チームリーダーが、認知症の人等とメンバーのマッチングを行います。

 

※認知症サポーターが駐在し、できるかぎり常時、メンバーが通える拠点スペースを設けると効果的。

 

★活動内容

 

外出支援、見守り・声かけ、話し相手、認知症の人の居宅へ出向く出前支援等が考えられ ます。メンバーの誰もが楽しみながら役割を果たし、引きこもりがちな生活になることを未然に 防ぐ取り組みとなるように工夫します。

 

★認知症サポーター、キャラバン・メイトに期待される役割

 

・認知症サポーター……メンバーとして認知症の人やその家族と向き合い、各種活動を実践 する。

 

・キャラバン・メイト……チームリーダーまたはメンバーとなり、チームオレンジの活動に携わる ほか、認知症に関する相談を受けた際には、必要に応じて専門機関等につなぐ。

 

★チームメンバーはステップアップ研修の受講が必要 ステップアップ研修の内容

 

・時間は、自治体ごとに決めます。 メンバー構成、地域の実情、活動内容等を考慮し、下記の内容を盛り込むようにします。

 

・チームオレンジの趣旨の理解

 

・チームオレンジで活動をするために必要な知識、対応スキル等の習得 ※ステップアップ研修開催時には、開催計画表

 

・実施報告書を自治体事務局から全国キャ ラバン・メイト連絡協議会へ送付します(入力専用Webにて)。